本選審査員

島田陽
島田陽

経歴

1972年兵庫県生まれ

1995年京都市立芸術大学美術学部環境デザイン学科卒業

1997年同大学大学院修士課程修了

1997年タトアーキテクツ設立

受賞歴

2013年「山崎町の住居」でAsia Pacific Property Award Architecture Single Residence Highly Commended

2013年「六甲の住居」でLIXILデザインコンテスト2012金賞、第29回吉岡賞受賞等

2016年「石切の住居」で日本建築設計学会賞大賞

2016年「ハミルトンの住居」で House of the Year Award, AIA Brisbane Regional Awards/State Award, AIA Queensland Architecture Awards/National Commendation,AIA National Architecture Awards

2018「宮本町の住居」でDezeen Awards2018 House of the Year

大会に向けて一言

様々な学生の作品が拝見できるデザインレビューは、僕にとっても学びの場で、審査員同士、出展者、観客との議論により自らの知見が拓かれることを期待しています。 よく練られた完成度の高い作品のみならず、道を探してもがいている作品、安易な理解の及ばない作品との出会いを楽しみにしています。

百田有希
百田有希

経歴

1982年 兵庫県生まれ

2006年 京都大学工学部建築学科卒業

2008年 同大学大学院工学研究科 建築学専攻修士課程修了

2008年より「大西麻貴+百田有希/o+h」を共同主宰

2009~14年 伊東豊雄建築設計事務所勤務

2017年~横浜国立大学非常勤講師

受賞歴

2018 第2回日本建築設計学会賞大賞受賞(Good Job! Center KASHIBA)

2018 2018年度JIA 新人賞受賞(Good Job! Center KASHIBA)

2019 日本建築学会作品選奨・新人賞受賞(Good Job! Center KASHIBA)

他多数

大会に向けて一言

デザインレビューは学年や学校・地域を超え、誰もが参加できる開かれた場だと思います。唯一といっていい条件は、福岡に集まれること。時間と場所を共有しながら、みなさんとこれからの建築について考えられるのを楽しみにしています。

二俣公一
二俣公一

経歴

1975年 鹿児島生まれ

1998年 九州産業大学工学部建築学科卒

大学在学中よりデザインユニット「CASE-REAL」として活動を開始し、2000年に自身の事 務所を開設。

現在は、福岡と東京を拠点に空間設計を軸とする「ケース・リアル」とプロダクトデザインに特化する「二俣スタジオ」の両主宰を務める。

2021年より神戸芸術工科 大学芸術工学部 客員教授。

受賞歴

2010年 アジアデザイン賞 - 銅賞

2011年 D&ADアワード - 銀賞

2011年 サンフランシスコ近代美術館 - パーマネントコレクション選定

2016年 JCDデザインアワード - 金賞

2020年 FRAMEアワード / Best Use of Colour - Jury Prize

2021年 Design Anthologyアワード / Residencial Living Spaces (compact) - Winner

2022年 ELLE DECORデザインアワード / Best in Seating - 日本版ノミネート

2021, 2022年 Dezeenアワード / Interior Design Studio of The Year - Shortlist (Top 5)

大会に向けて一言

普段はインテリアや建築、プロダクトなど様々なスケールのプロジェクトに携わっていま すが、私自身の活動のはじまりは、大学生時代に発表した10cm角のキューブ型電源タップ のデザインでした。今回最終審査の会場は母校で行われるということで、あれから二十年 以上を経て、審査員という立場でこのような機会に参加出来ることを大変感慨深く思いま す。会場で「いま」を生きる皆さんの思考や表現に触れることを楽しみにしています。

前田圭介
前田圭介

経歴

1974 広島県福山市生まれ

1998 国士舘大学工学部建築学科卒業

1998 工務店で現場に携り設計活動開始

2003 UID 設立

2022 近畿大学工学部 教授

受賞歴

2011「アトリエビスクドール」ARCASIA建築賞ゴールドメダル、第24回JIA新人賞、日本建築学会作品選奨

2016「群峰の森」AR House 2016 Winter

2017「福山市本通・船町商店街アーケード改修プロジェクト-とおり町Street Garden-」グッドデザイン賞金賞

大会に向けて一言

設計とは答えのない禅問答のような思考を持続させながら新しい空間とは何かを模索することだと思っています。 各々が独自の視点で問いを立て、いかに建築として昇華できているかという点に興味があります。

山田紗子
山田紗子

経歴

慶應義塾大学環境情報学部卒業

東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了

2007-2011年、藤本壮介建築設計事務所勤務

現在、山田紗子建築設計事務所代表

京都大学、東京理科大学、昭和女子大学で非常勤講師を務める。

受賞歴

第三回日本建築設計学会賞 大賞

第三十六回吉岡賞

Under 35 Architects exhibition 2020 Gold Medal

2022年日本建築学会作品選集新人賞

第19回ベストデビュタント賞など

大会に向けて一言

建築は総合的な活動ですが、総合力だけが高くても建築にはならないものです。多少の矛盾を孕んでいても、建築、それを含む世界はこうあるべき、という強い意志をお聞きしたい。楽しみにしています。

本選司会:矢作昌生

予選審査員

大庭早子
大庭早子

経歴

1983年 佐賀県生まれ

2006年 日本女子大学家政学部住居学科卒業

008年 横浜国立大学大学院/建築都市スクールY-GSA修了

2008年 - 11年 長谷川豪建築設計事務所 勤務

2012年 - 2015年 Nitsche Arquitetos、Brasil Arquitetura 勤務(在ブラジル)

2015年 大庭早子建築設計事務所 設立

受賞歴

2017年 伊予西条糸プロジェクト住宅設計コンペティション 最優秀賞

2018年 ウッドデザイン賞2018 審査員長賞「大川TATEGUMI」

大会に向けて一言

全国で建築を学ぶ学生の作品が学年関係なく集まるということでとても楽しみです。 コロナ禍という大変な時期ではありますが、それぞれが日々考えていることや信じていることを言葉やカタチにして思いっきりぶつけた作品に出会えることを期待しています!

佐藤寛之
佐藤寛之

経歴

2014 九州大学大学院人間環境学府修士課程終了

2014- NKS architects

2020- NKS2 architects 取締役

2020- 佐藤寛之設計 代表

受賞歴

2020 第 33 回ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞/ 銘建工業本社事務所

2020 T-1グランプリ 2020 大賞 / 銘建工業本社事務所

2021 グッドデザイン賞2021 / みらいのはたけプロジェクト

2022 日本建築学会作品選奨 / 銘建工業本社事務所

2022 豊後大野市保育園プロポーザル 最優秀賞

2022久留米工業大学新棟建設工事設計等業務プロポーザル 最優秀賞(百枝優建築設計事務所と共同)

大会に向けて一言

私も学生時代に卒業設計を出展しました。審査員の西村浩さんに賞を頂き、その後建築を続けていくうえで、大きな自信になったことを思い出します。賞は水物ですが、たくさんの方に作品を見てもらえる場で、自分の考えや提案を表明する機会自体が貴重なものだと思います。刺激的な提案に出会えることを、楽しみにしています。

四ケ所高志
四ケ所高志

経歴

2004年3月 東京工業大学工学部建築学科卒業

2006年3月 東京工業大学大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻修了

2010年9月 東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士後期課程修了

2010年10月~2015年3月 東京工業大学工学部補佐員

2015年4月~ 福岡大学工学部建築学科助教

受賞歴

大会に向けて一言

出展者のみなさんは,新型コロナウィルスによって生活様式が大きく変化していくなかで大学生活の大半の時間を送ることになりました.建築を学ぶ環境にも様々な制約がつきまとったことでしょう.しかしながらあらゆる制約や逆境は,より良い社会を構築しようとする創造力の種ともなります.4年間の集大成として描いた未来へのビジョンがみられることを楽しみにしています.

田中智之
田中智之

経歴

1971年埼玉県生まれ。

1994年早稲田大学理工学部建築学科卒業。

1996年早稲田大学大学院修了。博士(建築学)。同大学専任助手、同大学芸術学校客員講師等を経て

2005年より熊本大学工学部助教授。

2007年熊本大学大学院准教授、2018年より現職。

受賞歴

日本建築学会作品選奨(早稲田大学會津八一記念博物館)

都市景観大賞(熊本駅周辺地域都市空間デザイン)

グッドデザイン特別賞(御船町東小坂仮設団地)

熊本県文化懇話会新人賞など

大会に向けて一言

予選審査では①デザインレビューが目的としている本選での議論が行える論点があるか②それを具体的なデザインで示そうとしているか、の2点を評価の視点としています。この作品はどんな問題意識を持っているのか、何を問いかけようとしているのか、そしてそれがどのようなかたちで建築に変換されているのか、自らレビューして見ることが大事です。さらに友人などに客観的な視点で見てもらい、話し合ってみて下さい。

矢作昌生
矢作昌生

経歴

1989年 日本大学理工学部海洋建築工学科卒業

1989〜1992年 設計組織ADH(木下庸子+渡辺真理)

1996年 Southern California Institute of Architecture(SCI-Arc)大学院修了

1994~96年 Neil M. Denari Architects

1997年〜現在 矢作昌生建築設計事務所

2011〜2016年 九州産業大学工学部建築学科准教授

2017年〜現在 同大学建築都市工学部建築学科教授

2020年〜現在 北九州市立大学国際環境学部建築デザイン学科非常勤講師

受賞歴

グッドデザイン賞(2006,2007,2009,2011,2012,

2013,2014,2018,2019,2020)

JIA環境建築賞優秀賞

デダロミノッセ国際建築賞

JIA優秀作品選

建築九州賞作品賞

大会に向けて一言

「卒業設計」は大きく分けると「テーマ」、「リサーチ」、「設計」という三段階のフェーズがあると思います。「テーマ」は社会や物事をどう見ているかという眼差し、「リサーチ」は膨大な情報量から取捨選択し自分の頭の中で情報を再構築(マッピング)すること、「設計」はそれらを形に落とし込み伝える力。この3つの深度を高めることによって、正解のない建築設計の世界で生き抜いていける基礎ができると思いますので、そこを審査の基準にしたいと思います。

山田浩史
山田浩史

経歴

2007年 早稲田大学理工学部建築学科卒業

2010年 早稲田大学創造理工学研究科前期博士課程修了

2012年 株式会社 坂茂建築設計 architects。

2016年 早稲田大学創造理工学研究科後期博士課程単位取得退学

2016年 早稲田大学創造理工学部建築学科助手

2017年 株式会社佐藤建築設計一級建築士事務所設計パートナー

2020年 北九州市立大学講師

受賞歴

大会に向けて一言

頭の中に浮かび続ける自由な発想を信じ、世の中に思い切り発信してみましょう。今までの価値観を上書きしてしまうような熱い思いに触れられることを楽しみにしています。